税理士試験・科目選択についてのまとめ


税理士試験受験の前提知識

税理士試験の受験は、まず最初に簿記論と財務諸表論を学習するのが普通です。その際、日商簿記検定2級の知識があることを前提として授業が進められますので日商簿記2級の知識は必須となります。

なお、相続税法等の科目については簿記の知識を必要とせず、受験専門学校も簿記の知識がなくても安心して学習開始できるとアナウンスしていますが、よっぽど優秀な方でない限り簿記2級すら未学習の段階で相続税法等の科目に合格することはまず無理だと思いますので、セオリーどおり簿記論と財務諸表論から学習をするのがおすすめです。

その場合、次のようなスケジュールで1年間かけて簿記の学習を行い、翌年9月から税理士試験の学習を開始するのがおすすめです。


税理士試験に関する最新の情報

税理士試験に関する最新の情報に関しましてはTACと資格の大原それぞれの学校から資料を請求してご確認ください。受験指導のプロですのでそのほうが間違いもありません。資料を請求する場合には両方の学校から請求するのがおすすめです。受講生に対するサポート体制などが若干異なります。


手取り足取り教えてくれたり質問しやすい環境が整備されてるのは学校法人である資格の大原となります。受講生がピンキリなため誰にでも分かるようにテキスト類で厚く解説しているのも資格の大原です。ただしその分不要な情報も多いといえますが。逆にカリスマ講師と呼ばれる人がいたりテキストが要点だけまとまってるのがTACです。問題集の質も高いです。こちらのページでも詳しく解説しています。

個人的におすすめなのはTACです。ただし受験科目によっては資格の大原のほうが圧倒的に良い科目もあります。







法人税法は所得税法と並んで税理士試験の最難関科目とされている科目です。法人税法は、将来税理士として仕事をしていくには絶対不可欠な知識であるため、同じく選択必須科目である所得税法より受験者数が毎年約2倍多いです。


所得税法は税法科目で最も条文数が多く、法人税法と同様にかなり広い範囲から出題されます。計算の構造は法人税法と似ていますが、法人税法とは異なり、所得を10種類に区分するという特徴があります。


消費税法は1989年から税理士試験の受験科目となっており、試験自体まだまだ歴史が浅く、条文数も少ないです。また簿記論財務諸表論に合格した受験生の大半が最初に受験する税法科目であるため、税法科目の中では受験生のレベルも比較的高くなく合格しやすい科目といえます。ちなみに毎年受験者数が1万人弱と最も受験者数が多い科目になっています。


相続税法は1税法2税目という大きな特徴があります。条文数が法人税法などの半分程度と少なく、近年の本試験での出題傾向が安定しており理論の解答がベタでよいため、ハイレベルな戦いとなりますが努力が報われやすい科目となっています。




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