税理士試験・科目選択についてのまとめ


受講料の割引制度

税理士試験の受験に際しては、TACか資格の大原>のいずれかの税理士講座を受講するのがもはや当たり前になっていますが、それぞれの学校ごとに受講料の割引制度があります。最も一般的なのはパック申込ですが生協等で受講申込みしたり株主優待券を利用するという方法もあります!

 

パック申込

パック申込とは、受講申込の際に単年で複数の科目を同時に申し込んだり、複数年にわたって複数科目を同時に申し込むことで受けられる受講料の割引制度です。

パック申込は次のようなものが一般的です。名称は異なるもののTACと資格の大原>のいずれにもあります。詳細はそれぞれの学校から資料請求して最新の内容をご確認ください。

  • 複数科目申込
  • 複数年申込
  • 簿財同時申込
  • 簿記講座からの継続
 

生協等で受講申込

資格の大原>には受講申込を大原の窓口ではなく、大学生協や指定書店等で行なうと受講料がパック価格等からさらに5%割引になる制度があります。TACの場合にはこの割引制度はありませんのでご注意ください。

 

株主優待券を使う

その代わりTACには、株式会社TACの株主優待券を金券ショップで入手(だいたい1,000円~1,500円くらい)し、それを持参してTACの窓口で受講申込を行なうと受講料から10%割引となる制度があります。

パック申込時にも割引の適用が可能なため、数万円レベルでお得になることがあります。かなりお得なためTACで受講の申込を行なう場合には必ず利用することをおすすめします。

ちなみに、株主優待券は税理士講座が開講する9月12月から1月にかけては一時的に品薄になったり、相場が上がるため早めに入手しておくのがおすすめです。

 

合格祝賀金・最終科目無料

TACには1.5年から3年で集中的に5科目を受験する本科生という申込形態があります。その本科生だけの特別な制度として指定期間内に5科目すべて合格すると最大10万円の合格祝賀金が贈呈されるというものや、指定期間内に5科目に合格できなかった場合であっても一定の場合には最終1科目について無料で受講できるという素晴らしい特典があります。詳細につきましてはTACから資料請求してご確認ください。


税理士試験の受験科目

科目名 理論:計算 標準学習時間
簿記論 0:100 450h
財務諸表論 50:50 450h
法人税法 50:50 600h
所得税法 50:50 600h
消費税法 50:50 450h
相続税法 50:50 450h
住民税 50:50 200h
事業税 30:70 200h
固定資産税 50:50 200h
国税徴収法 100:0 150h
酒税法 60:40 150h





法人税法は所得税法と並んで税理士試験の最難関科目とされている科目です。法人税法は、将来税理士として仕事をしていくには絶対不可欠な知識であるため、同じく選択必須科目である所得税法より受験者数が毎年約2倍多いです。


所得税法は税法科目で最も条文数が多く、法人税法と同様にかなり広い範囲から出題されます。計算の構造は法人税法と似ていますが、法人税法とは異なり、所得を10種類に区分するという特徴があります。


消費税法は1989年から税理士試験の受験科目となっており、試験自体まだまだ歴史が浅く、条文数も少ないです。また簿記論財務諸表論に合格した受験生の大半が最初に受験する税法科目であるため、税法科目の中では受験生のレベルも比較的高くなく合格しやすい科目といえます。ちなみに毎年受験者数が1万人弱と最も受験者数が多い科目になっています。


相続税法は1税法2税目という大きな特徴があります。条文数が法人税法などの半分程度と少なく、近年の本試験での出題傾向が安定しており理論の解答がベタでよいため、ハイレベルな戦いとなりますが努力が報われやすい科目となっています。




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